-tokamachi yamagata-

 山形市中心部に位置する当商店街は、歴史書『東講商人鑑』(安政二年)によれば、「毎年正月初市と申て所々よりこの所へ来りて売買する事数万のかぎりなし世にめづらしき市なり」とあって、十日町界隈を中心として山形の商業が発展してきたことが伺われます。時の流れ、時代の変遷に伴いこの街の機能も変貌を繰り返してきました。現在では近代的な建築物(オフィスビル)と往時を忍ばせる伝統的な蔵店が現存する、近代と歴史の溶け合った独特の街となっています。この街で小売業を営んでいる店舗は専門性が高い商品を扱っており、隠れた品揃えは特にこの街の自慢の一つです。

 また、蔵店に象徴されるようにまちの文化の香りが色濃く残っております。町内にある霞城三の丸跡(約700坪)は当時のままそっくり残されており国の文化財の指定をうけ、今後整備されてまいります。市民のやすらぎの場として大いに活用されることを願います。蔵を活用したイベント(演奏会等)も定期的に行われ、毎回大好評を博しております。 この街が山形市民の共通の大切な財産としての役割をにない、皆様に愛されるよう努めていかなければなりません。

 我が街にきてけらっしゃい。



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